家元が亡くなりました。

まなみ鍼灸院 院長のくみこです。


テレビで坂東流日本舞踊の家元である歌舞伎役者の坂東三津五郎さんの訃報を知りました。

具合が悪いということは聞いていたのですが、突然でまた年齢も若いので驚きました。

私は踊りの世界に入ってまだ間もないし、ほとんどと言っていいほど存じ上げないのですが、私のお師匠さんは家元のことをとても心配していたのでお師匠さんの心痛を思うとつらいです。


テレビで家元の踊りを観て、こんなに美しい踊りを継承されてるお師匠さんからお稽古してもらっているのかと思うと感動します。

私は無知なので歌舞伎の世界もわからないし、日本舞踊の流派がどのくらいあるのかとか、家元がどんな人だとか歴史などほとんど知らないままたまたま出会った人のご縁で坂東流の踊りを教えてもらえることとなったので、有り難い環境に身を置いていることを改めて知りました。


三津五郎さんの発言には大きな愛情を感じます。

世の中に必要とされる人って早くいなくなってしまう気がします。


普段、神仏へ感謝はしてもお願いはしない主義なのですが、去年、深川のお願い不動尊へ「自分は長生きするだろうから、命を削ってもらって構わないから母親の病の苦しみを減らしてほしい」とお願いしました。母にも家元にもまた去年亡くなった大学院の恩師にもまだまだ生きていて欲しかった。


自分の人生に影響を与えてくれる人や出来事は沢山あるのだろうけど、去年今年はあまりにも悲しみが多くてちょっと受け入れきれていない気もします。「明けない夜はない」と言われますが、なんだか暗い闇に身をおいている、今はそんな感じがします。

最近、クミコラムで自分の心の闇を吐露しておりますが今日のブログも暗くてすみません・・。