王子装束ゑの木大晦日の狐火

歌川広重 王子稲荷の民間伝承を描いた傑作
歌川広重 王子稲荷の民間伝承を描いた傑作

中央区勝どき駅徒歩1分

まなみ鍼灸院

院長のくみこです。

 

本日は二の酉ですね、治療院の版画も酉の市から12月っぽい版画にチェンジします。

 

大晦日の夜に王子稲荷(後方の森)近くの榎の下に集まる狐が描かれています。

 

王子稲荷は関東八州の稲荷の総元締めで、圏内の狐らに位階を授けたそうです。

毎年、大晦日の夜に社に近い榎(ゑの木)の下に集まった狐が衣装を整えて王子稲荷社に参上した、という伝説があります。

近在近郊の農家の人たちは狐が灯す狐火の量は新年の豊凶を占ったとのこと。

 

 

この作品は版画史上最高の傑作と言われているそうです。

 

摺りの技術が特に素晴らしく、寒空にきらめく星やその星明りに照らし出される榎の小枝はキラ摺りで表現されているとのことです。

 

いつもお世話になっているアダチ版画研究所さんからこの作品が届いて封を開けたとき、キラキラした美しさに圧倒されました。

 

題材は大晦日だけどクリスマスっぽいと思いました。

 

今年は東京の神社仏閣巡りを強化しようと思っていた私も王子稲荷神社はまだ参拝できていません!!

 

寒いけど冬にお参りしてもいいかもって思いました。

 

 

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